福岡市西区にある鍼灸サロンHARINGです。今回は美容クリニックで行えるボトックスと美容はりの効果について簡単にわかりやすく解説していきます。
ボトックスとは、アメリカのアラガン社が製造・販売するボツリヌストキシン製剤の商標名「ボトックスビスタ」のことです。
ボツリヌス菌から産生する毒素から抽出したタンパク質成分を筋肉に注射し、神経伝達物質であるアセチルコリンの分泌を制限することで筋肉の動きを抑制します。
これにより、表情ジワ、額、眉間、目尻のしわを薄くする効果があります。
ボトックス療法は、ボツリヌス菌がを眼瞼や顔面筋、頸筋など症状が現れている筋肉に注射し、その筋肉を麻痺させる治療方法です。
この毒素は非常に少量で使用されるため、全身に副作用が生じることはほとんどありません。
2002年、FDAはボトックスを眉間のしわの改善を目的とした美容用途で承認しました。
これにより、美容治療としてのボトックスの使用が急速に普及しました。
その後、顔の他の部分のしわ治療や、過剰な発汗(多汗症)など、他の用途にも応用が広がりました。
美容クリニックでのボトックス
ボツリヌス菌から抽出したタンパク質を筋肉に注射することで、
神経伝達物質であるアセチルコリンの分泌を制限し、筋肉の動きを抑制することで
表情ジワや額、眉間、目尻のシワを薄くする治療法です
特に表情ジワに効果的で、眉間や額、笑ったときにできる目尻のシワの改善に有効です。
ボツリヌストキシンは筋肉の動きを一時的に抑えることで、シワを目立たなくします。
最近では、20代の方でもボトックスを行うことが増えており、咬筋や唾液腺に注射することで小顔効果が期待できます。
ボトックスの効果持続
効果は数日から数週間で現れ、通常3〜6ヶ月持続します。
アラガン社のボトックス(ボトックスビスタ)は、FDA承認の品質が高く、安全性が確立されています。
韓国製のボツリヌストキシン製剤はコストが低いですが、製造工程や品質管理で差があり、効果や安全性が一貫していない場合もあります。
効果を持続するためには、一定期間ごとに注射を繰り返すことが推奨されます。
額のシワと連動する眼瞼挙筋眼瞼下垂
筋肉には、引き上げる挙上筋とたるみを引き起こす下制筋があり、両者は拮抗した作用を持っています。
そのため、バランスが崩れると表情筋に引きつりが生じることがあります。
さらに額の筋肉と瞼を持ち上げる筋肉は連動しているため、
額のしわにボトックス治療を施すとまぶたが下がってしまうことがあります。
筋肉量や位置には個人差があるため、ボトックスの注入量や治療ポイントの選定は非常に重要です。
信頼できるドクターに相談してみたり、場合によっては、美容クリニックのセカンドオピニオンも必要かもしれません。
ボトックスで筋肉治療
筋肉の痙攣の治療: 斜視、眼瞼痙攣、痙性斜頸(首の筋肉が過剰に収縮する状態)などの治療に使用されます。
多汗症の治療: 腋窩(わきの下)、手のひら、足の裏などの過剰な発汗を抑えます。。
これらの症状に対し、内服薬での効果が不十分な場合にボトックス療法が考慮されます。
ボトックスと美容鍼どちらがいいの?
ボトックスは、美容および医療のさまざまな用途で広く使用され、適切に使用することで安全かつ効果的に症状を改善できます。
美容鍼を希望される方は、美容クリニックの再生医療に興味を持っている方も多く、
ボトックスやヒアルロン酸と比較されることがよくあります。
最初のカウンセリング時にお聞きすることですが、
今すぐ10歳、20歳若返りたい方には、美容クリニックでの手術やリフトを提案することもあります。
一方、注射や薬剤に抵抗があり、失敗が心配な方には美容鍼をおすすめします。
美容鍼を続けることで、年齢を重ねてから見た目の違いが現れやすくなります。
ボトックスの効果は3〜6ヶ月程度でメンテナンスが推奨されます。
若さを保つためには、美容鍼も月に1回程度のメンテナンスをおすすめします。
老化を防ぐために日常生活でできる事
カウンセリング時には、左右のほうれい線の深さの違いや、眉間や額にシワができる原因について説明します。
例えば、横向きに寝ると下側のほうれい線が深くなりやすく、スマホを使う時間が長いと下を向く時間が増え、猫背によってあご下のフェイスラインがたるむことがあります。
これらの年齢による肌の悩みが出てきたら、これまでのスキンケア方法を見直す必要があります。
間違ったセルフケアが老化を進行させる原因となることも少なくありません。
特に、30代後半からは女性ホルモンが急激に減少するため、乾燥対策やシワ予防には紫外線対策が必須となります。
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